普段あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、不動産を売却する際に分筆が必要になることもあります。
分筆をおこなうことで得られるメリットもあるのですが、注意したいこともあります。
こちらでは、不動産売却における分筆についてご紹介いたします。
不動産の売却における分筆とは
分筆とは、一つの土地を複数に分けることです。
二つ、あるいは三つなどに分けて登記することで、土地の一部分だけを売却することができるようになります。
一般の方ではできないこともあるため、専門家に相談しておこなうことになります。
ほとんどの土地に対して、分筆は可能となっているのですが、0.01平米に満たない場合はできません。
不動産売却における分筆のメリットとは
分筆には、土地の一部分だけを売却できるようになるほか、さまざまなメリットがあります。
●メリット
たとえば、分筆することで、それぞれ異なる地目にすることができます。
一つの土地の地目は一つだけですが、分ければそれぞれ違った地目にできます。
また、分けられた土地に対して、それぞれ別の人間が所有できるようになるため、権利関係が明確にできるのもメリットです。
さらに、分筆をおこなうことによって、税金が安くなる可能性もあります。
●デメリット
土地を分けることで、使いにくくなってしまうこともあります。
場合によっては、土地が小さすぎて、建物を建てられなかったり、増築ができなくなったりすることもありますので注意が必要です。
また、市街化調整区域の土地は、一筆あたりの最低面積が決まっていることもあるようです。
不動産の売却で分筆をおこなう方法とは
登記簿謄本、測量図などいくつか必要な書類がありますので、まずはこれを用意します。
次に、調査をしたり境界確定測量などをおこなったりします。
境界確定測量は、土地家屋調査士にしてもらうとよいでしょう。
境界標を設置して、必要書類を作成し、登記へと進むのが一般的な方法です。
分筆方法において注意すべきことは、自分でおこなうことが難しいことが多く、専門家に依頼しながら進めていく必要があるということです。
また、登記までにある程度の期間が必要になるため、急いでいる方は、早めに進めていくほうがよいでしょう。
まとめ
不動産の売却をする場合、分筆が必要になることもあります。
土地を分けて登記できるのがメリットであり、土地の一部分だけを売れるのもよいところです。
また、税金が安くなる可能性もあります。
分筆をおこなうには、専門家に依頼しながら進めていく必要があるので注意しましょう。
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