人生100年時代といわれる現代において、老後の資金について不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
その解決策の1つとして「リバースモーゲージ」があります。
今回はリバースモーゲージとはどのようなものか、メリット・デメリットを交えながら解説するので、ぜひご参考にしてください。
リバースモーゲージとは?
リバースモーゲージとは持ち家に住み続けながら、持ち家を担保に融資を受けられるシニア世帯向けのローン商品です。
持ち家の評価額から算出された融資枠内で毎月もしくは一括で融資を受け、契約期間中は利息のみを返済し、契約終了後または契約者の死亡後に元金をまとめて返済します。
年齢制限でローンの借り入れができない方も利用できるほか、老後の生活資金や医療費用、住宅ローン残債の支払いなどさまざまな用途に使えるといった特徴があります。
持ち家はあるものの現金収入が少ない方にとっては、生涯を終えるときまで家を手放さずに毎月の収入を確保できる手段といえるでしょう。
リバースモーゲージの3つのメリット
メリットは以下の3つです。
●老後生活中の支出の負担を減らせる
●一生涯にわたって持ち家に住み続けられる
●比較的高齢でも借りることが可能
元金は死亡時に一括して返済し、利息のみ毎月支払うので支出の負担を減らせます。
子どもはマイホームを購入しており、持ち家を引き継ぐ方がおらず、自分が死んだあとの家の処分に困っているケースも少なくありません。
その際にリバースモーゲージを活用すれば、死亡時に持ち家を売却して借り入れ金を清算すれば良いので、死亡するまで住み続けられます。
また、高齢者世帯を対象としたサービスのため、住宅ローンとは異なり比較的高齢でも借りられることも大きなメリットの1つです。
リバースモーゲージの3つのデメリット
デメリットは以下の3つです。
●団体信用生命保険(団信)に加入できない
●金利上昇リスクがある
●担保となる不動産価値の動向によっては、途中での返済が必要になる
団体信用生命保険とは、返済中の方が死亡または高度障害の状態になった時点で、保険金によって貸し出した資金の残額を一括回収できる保険です。
万が一のことがあった際、残された家族が返済を続けられなくなるリスクが高まる可能性があります。
リバースモーゲージによる融資の場合は変動金利型であることが多く、月々の利息返済額が変わりやすいことも難点です。
リバースモーゲージの融資額は担保になる持ち家の価値によって決まり、毎年の見直しがおこなわれます。
契約期間中に不動産の価値が下がった場合、融資限度額が小さくなる可能性があり、借り入れ残高が融資限度額を超えてしまうと多く借りた分は返済が必要です。
それができるだけの手元資金がない場合は、生きている間に持ち家を売却することになるため注意しなければなりません。
まとめ
持ち家に一生涯にわたって住み続けながら、その家を担保に老後資金の借り入れをおこなうリバースモーゲージが注目を集めています。
ただし、金利上昇リスクや団体信用生命保険に加入できないなどの欠点があるので、慎重にご検討ください。
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