不動産の任意売却は住宅ローンの返済ができない場合に、選択したい方法の一つです。
今回は、任意売却とは何か、メリット・デメリットや流れを解説します。
不動産任意売却を検討中の方は必見です。
不動産の任意売却とは?
任意売却とは、住宅ローンを組んでいる金融機関に許可を得て、家を売却する方法です。
家を売却する場合、通常は住宅ローンを完済し、銀行が持っている権利である抵当権を抹消してから買主に家を引き渡します。
抵当権とは、銀行が物件を差し押さえられる権利です。
任意売却では、特別に許可を貰って家を売却し、売却したお金でローンの支払いができ、残りのローンは月々の分割返済が可能になります。
ローンの支払いが滞ると、最終的に競売にかけられます。
競売にかけられるよりも高値で物件を売れることがほとんどですので、競売にかけられる前に売却を選択するのが良いでしょう。
ローンを組んだときには想定していなかった理由により、支払いができなくなり、オーバーローンである場合に、家を売却する手段です。
離婚時の財産分与でも利用されます。
不動産を任意売却するメリット・デメリット
任意売却は通常の不動産売却と同様に、購入希望者に情報を広く提示し、より良い条件で購入してくれる方を選定できる方法です。
よって、競売よりも市場価格に近い金額での売却が可能なメリットがあります。
また、物件を売却した代金から諸経費を支払うことが可能なので、お金の持ち出しが必要ありません。
しかしいくつか条件があり、ローンを数か月滞納していることが条件の一つです。
ローンを3か月以上滞納すると、信用情報機関に登録されるかもしれないデメリットがあります。
登録されてしまうと、5〜7年程は大きなローンの審査が通らずに組めなくなります。
不動産を任意売却する流れ
売却が可能な期間は、一般的に競売が開札されるまでの6か月間程度です。
競売が開始されるまでに、売却を完了させなければなりません。
完了とはつまり、売買契約を交わし、引き渡しや売却まで終えるということです。
流れはまず、債権者つまり金融機関に相談し許可を得ます。
そして売却活動を開始し、売買契約や引き渡しを済ませます。
物件の売却が完了したら、残っていた住宅ローンを売却金で返済します。
残債務は無理のない範囲で返済計画を立てることが可能です。
まとめ
今回は、不動産の任意売却について解説しました。
競売よりも高値で物件を売却でき、その後の生活の残債務が少なく済むので、ローンが滞納している場合はぜひ検討してみてください。
周囲の協力などを得ながら、少しでも自分にメリットが出るような働きかけしていきましょう。
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