不動産売却を購入しようと検討している際に、長期優良住宅と呼ばれる物件を目にすることがあるでしょう。
長期優良住宅とはどういった住宅なのか、購入するメリットや注意点について解説します。
長期優良住宅の意味や購入する際にしておきたい基準とは
長期優良住宅とは、平成21年から認定が開始された法律に基づき、認定された住宅です。
評価基準は、劣化対策や耐震性、居住環境や面積など、9つに分かれています。
認定されるためには、建築をする会社もしくは、建築主が行政へ申請をします。
長期優良住宅を購入するメリットや注意点とは
長期優良住宅を購入することによってどのようなメリットがあるのでしょうか。
税制上の優遇を受けられる
認定を受けると、いろいろな税金において優遇措置が受けられるのが大きなメリットです。
住宅ローンを借り入れた人には10年間にわたって所得税、住民税の控除があります。
長期優良住宅の場合は、控除限度額が5,000万円と一般の住宅より多いことが特徴です。
また、新築時の固定資産税の減税措置が一般の住宅では3年ですが、認定を受けると5年に延長されます。
その他、不動産取得税や登録免許税にも優遇措置があります。
住宅ローン金利や保険料を抑えることができる
住宅ローンをフラット35Sで申し込む場合、認定を受けていると低い金利で借りられる制度が設けられています。
また、地震保険を申し込む際にも保険会社によっては加入時に割引を受けることができます。
このように長期優良住宅にはメリットが多くありますが、一方で注意すべき点もあります。
申請にお金がかかる
自治体へ長期優良住宅の認定申請するためには、設計図や計算書などの書類作成が必要です。
そのため、申請・審査にかかる手数料の他に、作成料や代行手数料といった費用がかかることになります。
建築費用が高くなる
優れた住宅と認定されるためには、構造の材質や設備などのグレードが高いものを使用する必要があります。
その分、建築にかかる費用がかさみます。
しかし、良質な素材や設備を使用することは、安心して長く住み続けられる家にするためのコストだと考えることもできます。
維持保全計画の実行が必要
認定を受けるためには、維持保全のためのメンテナンスの計画を立て、定期的に点検をする必要があります。
メンテナンスは建築会社に依頼し、実施記録を保存することが求められます。
実施されていないと認定が取り消しになる可能性があります。
こうした手間やコストがかかることに注意しましょう。
まとめ
長期優良住宅を購入することで、長く住み続けられる家に安心して暮らすことができます。
また、税制上の優遇が受けられるなど多くのメリットがあります。
一方で、費用やメンテナンスなどの手間がかかることに注意が必要です。
不動産会社や建築会社とよく相談し、購入を進めるとよいでしょう。
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