転職や失業による年収の減額や、子どもの教育費などの増額により、予期せず住宅ローンが払えなくなってしまった。
もしそのような状況になってしまった場合、どんな対処ができるのでしょうか。
今回は住宅ローンが返済できなくなったときの対処法について解説していきます。
ローン返済にからめてよく出てくる「競売」と「任意売買」の違いについても、一緒に見ていきましょう。
住宅ローンが払えなくなりそう!どのような対処法がある?
この先住宅ローンの支払いが難しそうだと感じたとき、現実的に取ることのできる対処法をご紹介していきます。
ローンを組んだ金融機関に相談し、返済金額やプランの見直しをする
早めに金融機関に相談をすることで、家計の見直しも含めて今後の返済について具体的なアドバイスをもらうことができます。
ローンの借り換え
一番最初にローンを組んだ時より金利の安いローンに借り換えることで、返済の負担を軽減させます。
リースバック
自分の家を売却したのち、買主に家賃を払いながら同じ家に住み続ける方法です。
ローンと一緒に入った生命保険の内容を確認する
疾病などにより収入が減ってしまった場合には保険金が下りるケースもあるので、保険の内容を確認しましょう。
個人再生を適用する
裁判所の認可があれば、債務整理によって借金を1/5~1/10まで減額することができ、家などの財産も手元に残ります。
リバースモーゲージへ借り換える
高齢者の場合、住宅ローンをリバースモーゲージに借り換えたのち、自宅を担保に生活資金を借り入れながら生活ができます。
住宅ローンが払えない場合、競売で自宅を失う可能性も
支払いが厳しい場合の対処法をご紹介してきましたが、対処が間に合わずローンを滞納し続けた場合、「競売」により家を失う可能性があります。
2か月連続で滞納をすると金融機関から督促状が届き、「このまま滞納が続くとローンを一括返済してもらうか、家を競売にかけます」と通告されます。
それでも滞納し続けると、保証会社がローンを立て替えて金融機関へ一括返済し、自宅は競売にかけられてしまいます。
競売では相場より4~5割安い価格で売られてしまうことも多く、最悪の場合、家を失った上に借金まで背負うことになります。
競売にかけられる前に、任意売却の検討を!
そのような状況を避けるために、「任意売却」という対処方法があります。
家を手放すことにはなりますが、通常の不動産売却と同じように自宅を売ることができ、市場価格と同じくらいで売買が可能です。
また、財務の返済も分割で相談できたり、債権者と引っ越し費用の交渉ができたりなど、売却後の生活への影響を抑えることもできます。
まとめ
ローンを支払えない状況になったとき、まずは取ることのできる対処方法を冷静に比較検討しましょう。
また、最終的に家を手放すことになっても、競売と任意売却とでは結果が大きく異なりますので、あらかじめ違いを理解しておくことが大切です。
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