建物構造が鉄骨の場合のメリットとデメリットとは？

不動産をを購入するとき、建物構造が鉄骨となっている場合があります。
鉄骨造というのは、柱や梁などの骨組みに鉄骨を使っている建物のことです。
建物には、木造やコンクリートなどの素材が使われているものもありますが、今回は鉄骨造のメリットとデメリットについてご紹介します。

建物構造が鉄骨の場合のメリットとデメリットとは？

これから暮らす建物が鉄骨で作られている場合、どのようなメリットがあるのかをみていきましょう。

耐震性の高さと価格の安さ

RC造（鉄筋コンクリート造）と比較すると多少は劣るのですが、木造よりも耐震性が高いという特徴があります。
鉄骨は折れにくく、倒壊するリスクも少ないですが、地震が起きると揺れを大きく感じることもあるでしょう。
また、建築費用が比較的安価なので家賃も安いというメリットがあります。

結露しにくい

RC造と比較すると、結露しにくいというメリットがあります。
鉄骨の場合は、湿度調整が難しいわけではないので、湿気がたまりやすいこともなく結露の心配をする必要が、あまりないのが特徴です。

害虫被害がでにくい

木造は、虫が卵を産み付けやすい環境なので害虫が発生しやすいのですが、鉄骨は虫の発生する率が低いというメリットがあります。

建物構造が鉄骨の場合のデメリット

鉄骨にはメリットだけではなくデメリットもありますので、判断材料にしてみてください。

耐火性が劣る

鉄骨は他の建築構造と比較しても、熱の影響を受けやすいので耐火性が劣るというデメリットがあります。
さらに火の回りが早いので、火事が起きたときには木造よりも倒壊しやすいといわれています。

遮音性が低い

木造と比較すると遮音性は少し高いのですが、RC造と比較すると遮音性が劣ります。
基本的に自身の部屋からも、上下左右の家からも音漏れが起きる可能性が大きくなります。

どっちつかずの中途半端

木造、鉄骨、RCなど建物構造がありますが、鉄骨はそのなかでも中途半端な位置にあるといえます。
メリットとなる部分もたくさんありますが、他と比較して劣る部分もあるので飛びぬけて良いというよりは、ほどほどに良いという立ち位置になりそうです。

建物構造が鉄骨の物件をおすすめできる人とは？

鉄骨造は比較的安価なので、出費を抑えたい方におすすめです。
ただ、デメリットにもあったように音漏れの心配があるので、そういった部分をDIYなどで対策すると住みやすくなります。
たとえば、防音シートを使うなどして音漏れ対策をすれば、鉄骨造はおすすめできます。

まとめ

建物構造が鉄骨の場合、安価であり耐震性に優れているという良さがありますが、防音性は低いので対策をすると良いでしょう。
これだと思った物件が鉄骨造だった場合には、防音性や周りの環境などを知り、工夫をすれば快適に過ごせることを確認してから、借りるようにしましょう。
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