一戸建て住宅やマンションは、長く住み続けると不具合が生じてきます。
家の売却を考えたときに、リフォームが必要ではないかと悩むこともあるでしょう。
そこで今回は、不動産売却前のリフォームの必要性にあわせ、リフォームのメリット・デメリットをご紹介します。
不動産売却前のリフォームの必要性
不動産売却前のリフォームは基本的に不要で、ハウスクリーニングで対応することで十分ですが、比較的安価でこだわりの少ない部分であれば効果的な場合もあります。
内覧時の好感度アップが早期売却や価格アップにつながることもあります。
生活感が出やすいフローリングやカーペットは汚れも目立ちやすくなっていますので、見た目の印象を劇的に変えることができます。
壁紙・床材は素材により費用も異なりますが、白いクロスの交換は部屋の印象を明るくし、量産品もあることから費用を抑えることができます。
水回りはテクニックの差が出やすいので、念入りな掃除を指示してください。
不動産売却前にリフォームするメリット・デメリット
不動産売却前のリフォームには多くのメリットもあります。
早期売却の可能性が高くなる
同じタイミングで条件の似た物件があった場合、差別化が可能です。
値引き交渉を有利に進めることができる
住宅の価値や好感度を上げ、値引き交渉を最低限にとどめられます。
契約不適合責任の心配が少なくなる
不具合をなくすことにより瑕疵によるトラブルを避けられ、買主の満足度を上げることができます。
一方、デメリットも存在するので注意してください。
リフォームを価格に上乗せしにくい
売却価格を高く設定できる場合もありますが、通常はリフォーム費用を全額上乗せすることは困難です。
機会を逃す可能性がある
不具合を修理している期間に繁忙期(1~3月)を過ぎるとライバルに負けたり、買い手が現れないリスクがあります。
買主の好みに合うとは限らない
中古物件の購入希望者は安く購入して自分好みの部屋にしたいと考える方が多くいますので、費用をかけても「余計なお世話」になる可能性があります。
不動産売却前のリフォーム費用
トイレは10~20万円が相場ですが、和式から洋式への変更は20~30万円必要となります。
キッチンは10~30万円ですが、汚れの目立つ場所ですから、安価な修理・修繕で好感度を上げてください。
壁紙・床の張替えは20~40万円ですが、白いクロスは清潔感が増し、床はフローリングにすることで痛みが目立ちにくいです。
洗面所は20万円程度ですが、洗面台の交換に限るべきで、機能追加などをおこなうと相場以上の費用がかかってしまう場合があります。
まとめ
不動産売却前のリフォームは原則的に必要ないのですが、例外としてリフォームをおすすめするケースをご紹介しました。
手を入れるかどうかの判断は素人では難しい面もありますので、信頼できる不動産会社に相談することも選択肢のひとつです。
効果的なリフォームをして売却価格をアップさせたり、部屋の印象を良くすることで希望通りの売却を実現しましょう。
私たちセンチュリー21不動産情報センター では、大阪市港区、大阪市此花区、大阪市大正区、大阪市西淀川区、大阪市住之江区南港エリアを中心に、不動産の売買についてご相談を承っております。
住宅ローンや相続などのお悩みもお気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓