マンションを購入する際には、毎月の管理費や修繕積立金が必要となります。
将来的なメンテナンスに必要となる費用ですが、「相場はいくらなんだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マンションの管理費と修繕積立金の違いや、修繕積立金の適正値についてご紹介します。
マンションの修繕積立金の目的と管理費の違いとは?
修繕積立金は、建物の診断や修繕工事をおこなうための費用で、マンションを所有している人から毎月決まった金額を徴収し、将来的な大規模工事に備えて積み立てていくものです。
マンションの老朽化を防いで性能を維持するために管理組合が作成する長期修繕計画に基づいて金額が定められ、マンションの戸数によって変動することもあります。
将来的に大規模修繕が必要となった場合には数千万単位の費用がかかりますが、その費用を所有者全員で一括で用意することは難しいですよね。
そこで、将来必要な修繕費を毎月少しずつ積み立てていく方法が修繕積立金となります。
管理費との違いとは?
管理費は、共用部分の維持管理に充てる費用のことを言い、共用部分の清掃費用や水道光熱費・管理人の人件費などに充てられるのが一般的です。
資産価値を保つために、日々の保守点検や維持・管理に使用する費用なので、建物の修繕をおこなうための修繕積立金とは内容が異なります。
マンションの修繕積立金は値上げすることがある?
修繕積立金の徴収方法には「段階増額積立方式」と「均等積立方式」の2種類があり、なかには修繕に一時金を徴収などを併用するケースもあります。
段階増額積立方式
段階増額積立方式は、10年等の単位で徴収する修繕積立金が値上げする方式です。
新築マンションの多くがこの方式を採用しており、販売時は修繕積立金が安価に設定されていて後々値上げしていくケースが多いです。
均等積立金
均等積立金は、毎月同じ金額を均等に積み立てる方法で、修繕積立金の変動はありません。
マンションの修繕積立金の適正値とは?
修繕積立金の相場と適正値を知るためには、国土交通省による「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を参考にします。
このガイドラインは令和3年9月28日に見直しがおこなわれたため改訂版を参考にしてください。
ただし、ガイドラインの数値はあくまで目安となるため、必要な積立額を約束するものでないことを理解しておきましょう。
まとめ
マンションの修繕積立金とは、建物の診断や修繕工事などに使用する費用のことで、将来的な大規模修繕に備えて積み立てていくものです。
修繕積立金の積み立て補法には、毎月の積立金額が変動しない「均等積立方式」と、値上げする可能性がある「段階増額積立方式」があります。
新築マンションでは段階増額積立方式が多く、販売時は修繕積立金が安く設定されていますが、後々値上げするケースもあるため計画的に支払いができるよう考慮する必要があります。
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