これから中古マンションの購入を検討している方に、選び方のポイントをご紹介したいと思います。
中古マンションの購入を失敗しないために押さえておきたいポイントが3つあります。
耐震基準、マンションの管理、修繕積立金の状況をしっかりと調べて、安心した気持ちで購入できるように準備を整えましょう。
中古マンション選びのポイント1:耐震基準とは?
中古マンションにも築年数がさまざまあり、耐震基準が年代によって異なります。
昭和56年6月1日以降に適用された耐震基準は「新耐震基準」といい、それ以前の基準を「旧耐震基準」と呼びます。
対象のマンションが新旧どちらなのかを知るには、建築確認申請が受理された日を確認してください。
昭和56年6月1日以降が「建築確認の通知書の発行日」であれば、新耐震基準になり、同年5月31日以前であれば旧耐震基準です。
新旧の違いは耐えられる震度のレベル
旧耐震基準では「震度5強程度」まで建物が損傷しないことを基準にしています。
新耐震基準では「震度6以上」まで耐えられることを基準にしています。
中古マンション選びのポイント2:管理状態とは?
マンションには共用部分がありますので、それらの管理がしっかりしているかどうかを確認しましょう。
●エントランス
●ゴミ置き場
●自転車置き場
これらの場所をチェックして、使い方が悪い、汚い、劣化が激しいなどの様子が見てとれた場合、管理が行き届いていない可能性があります。
管理が甘いと住民のモラルも低くなっていきますので、そのようなマンションはおすすめできません。
マンションを購入するならば「管理を買う」というくらいに、維持管理が重要なポイントとなります。
中古マンション選びのポイント3:修繕積立金とは?
マンションの共用部分は管理組合が管理、修繕をすることになっています。
そのために住民は、修繕積立金を管理組合に支払っています。
しかし、近年では修繕積立金が不足しているマンションが多いともいわれていますので、不足がないか確認をしなければなりません。
修繕積立金の確認方法
仲介会社に「重要事項に関わる調査報告書」を出してほしいと依頼し、管理組合から書類を取得します。
この書類で、大規模改修の予定や、現在の修繕積立金が適正値か知ることができるでしょう。
書類には「滞納額」も記されていますので、意図的に支払わない居住者がいるかどうかも確認ができます。
修繕積立金が安すぎれば大規模改修時の費用や設備の修繕時に一時金を徴収されるかもしれません。
まとめ
中古マンション選びのポイントを押さえ、快適な生活が送れる部屋を見つけてください。
安心して住み続けられることが、なにより重要なポイントとなりますので、調査や確認は怠らずにしっかりとおこないましょう。
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