日本では「投資をおこなうのは一部の資産家やプロの投資家のみ」という時代が長く続いていましたが、近年では平均的な収入の会社員でも資産運用の一環として投資をおこなうケースが増えてきました。
そうした方に人気の投資先のひとつが、不動産です。
今回は不動産投資のなかでもとくに一戸建て投資を取り上げ、メリット・デメリットを解説します。
一戸建て投資とは?
不動産投資では、アパートやマンションを建てたり、区分マンションの一室を購入したりして賃貸経営をするのが主流です。
これに対して、一戸建てを建築・購入して賃貸物件として貸し出すスタイルの不動産投資を、一戸建て投資と呼びます。
一戸建ての賃貸住宅は珍しいと感じるかもしれませんが、集合住宅に比べて騒音トラブルが発生しにくく、プライバシーも守りやすい一戸建ては、賃貸物件として根強い人気があります。
とくに、子どもが小さく泣き声や足音を抑えるのが難しいファミリー層や、在宅ワークのため自宅で過ごす時間が長く居住性を重視する方は、一戸建ての賃貸住宅を希望するケースが多いです。
一戸建て投資のメリット
一戸建て投資のメリットは、入居者が集まりやすく空室が生じるリスクが低いことです。
一戸建ての賃貸物件は需要に対して供給が少ないため、入居者が決まりやすく安定的に家賃収入を得られます。
また、一戸建てはアパートやマンションよりも狭い土地に建てられ、建築費用も少額で済むため、初期投資が少ないこともメリットのひとつです。
希少性が高いぶん家賃を高く設定できるため、利回りも高くなります。
たとえば、中古物件を格安で購入し、リフォームして付加価値をつけてから賃貸物件にすれば、築年数の経過した物件でも家賃を高く設定できます。
一戸建て投資のデメリット
一戸建て投資のデメリットは、物件の購入や修繕などに時間と手間がかかることです。
投資用の一戸建ては購入費用を抑えるために郊外の物件が好まれますが、自宅から遠い場合や交通の便が悪い場合は下見や打ち合わせに赴くだけでも時間がかかります。
反対に都市部や交通の便の良い物件を選んだ場合は、購入費用が高くつき、利回りが低くなってしまうでしょう。
また、中古物件を購入して修繕する際、費用を抑えるためにDIYする場合は、さらに手間がかかります。
ほかにも、一戸建て投資はローンを組みにくいこともデメリットのひとつです。
メガバンクや都市銀行などでは融資を受けられない可能性が高いため、日本政策金融公庫やノンバンクなどに融資を依頼する必要があります。
ノンバンクはローン審査が緩く融資を受けやすい一方、融資額の上限が低く金利が高いことに注意が必要です。
まとめ
一戸建ての賃貸物件は需要が高いため空室リスクが低く、初期費用も抑えられるなど、投資用物件として多くのメリットがあります。
一方で、物件の購入に手間や時間がかかる、融資を受けにくいなどのデメリットもあるため、きちんとメリット・デメリットを比較したうえで投資先を決定しましょう。
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