せっかく買った一戸建てを手放す場合は売るのと貸すのどっちが良いかをご紹介

せっかく買った一戸建て。
何らかの事情で手放さなくてはならないこともあるでしょう。
そんなとき売る方が良いのか、それとも貸す方が良いのでしょうか？
売るとの貸すのとでは、双方にそれぞれメリットがあります。
それぞれのメリットについてご紹介していきます。

一戸建ては売るのと貸すのどっちがおすすめ？

売るのと貸すのどっちが良いのかというと、状況によります。

売るのがおすすめの場合

売る方がおすすめなのは、すぐにまとまった現金が欲しい場合です。
また、維持管理費をかけたくない場合も売った方が良いでしょう。
もうその家に住む予定がない場合も売ってしまえば不要な費用がかかりません。

貸すのがおすすめの場合

貸す方がおすすめなのは、その家に賃貸需要がある場合です。
貸せば家賃収入を得られる点がおすすめできる理由です。
また、将来住む予定があるなら売らずに貸しておくと良いでしょう。
これらを基準に、一戸建てを売るか貸すか検討しましょう。

一戸建てを売る・貸す場合のそれぞれのメリットとデメリット

一戸建てを売る場合と貸す場合のそれぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

売るメリット・デメリット

売れば、まとまった資金が入る点が大きなメリットです。
また、建物や敷地の管理をする必要がない点もメリットでしょう。
売るデメリットは、家という資産がなくなる点です。
また、売却金でローンの完済ができない場合は、今後もローンを支払う必要がある点もデメリットと言えるでしょう。

貸すメリット・デメリット

貸せば、家賃収入が入る点が一番のメリットです。
また、資産として家を残せるので、子どもや孫のためにもなります。
デメリットとしては、修繕義務がある点です。
また、空室時には自分で維持管理をしなくてはなりません。
入居者を募るためには設備投資が必要になるかもしれません。

一戸建てを売る・貸す場合の収支は？

一戸建てを得る場合と貸す場合、収支の面ではどっちの方が有利なのでしょうか？

一戸建てを売る場合の収支シミュレーション

4,000万円で売却できたとします。
売却でかかる費用は一般的に売却額の3.5％と言われているので、費用は1,342,000円となります。
収支は38,658,000円です。

一戸建てを貸す場合の収支シミュレーション

家賃は月12万円で年間144万円とします。
費用は15～30％が一般的なので、20％とすると、288,000円となります。
一戸建ての収支シミュレーションは年間で1,152,000円です。
ただしシミュレーションでは条件を近づけるため、上の例では税金を考慮していませんでした。
実際には売る場合、譲渡所得税がかかりますが、居住用不動産なら3,000万円まで特別控除が適用され、課税されません。
なので、売る場合は売却益が3,000万円を超えるかどうかで収支が変わってきます。

まとめ

一戸建ての不動産を手放す場合、売るのと貸すのとどっちが良いかは状況によって異なります。
また、売るのと貸すのはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
自分の状況、メリット・デメリット、収支をシミュレーションして、売るか貸すかを決めましょう。
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