長屋式住宅の売却を検討している方のなかには、スムーズに売れるか心配な方も多いでしょう。
一般的な不動産と同じように売却可能ですが、物件によっては手間や費用がかかるのも事実です。
そこで今回は、長屋式住宅とは何か、売却しにくい理由や好条件で売却する方法をご紹介します。
長屋式住宅の売却!長屋式住宅とは
長屋式住宅とは、独立した複数の住戸が壁で繋がっている状態の建物です。
最近では、「テラスハウス」や「タウンハウス」などと呼ばれることもあります。
長屋式住宅は、横で連なっている建物以外にも、上下で連なっている建物など、たくさんの種類が存在します。
基本的には、アパートやマンションのような共同住宅と似たような構造ですが、長屋式住宅は外部から直接出入りが可能な建物です。
特殊建築物にも該当しないため、設計時に制約を受けることも多くありません。
また、建築条件にも違いが見られ、長屋式住宅の場合は敷地が道路に2m以上接していれば問題ありません。
共同住宅の場合は、道路に4m以上接していることが条件であるため、建築場所を選ぶ必要があります。
長屋式住宅の売却!売却しにくい理由
長屋式住宅の売却が困難だと言われる主な理由は、住宅ローンの審査がとおりにくいことです。
既存不適格建築物や再建築不可物件である可能性が高いため、審査対象として扱ってもらえません。
そもそも建物自体が古く、資産価値も低いので、融資を受けることは期待できません。
長屋式住宅を購入する方の多くは、現金での一括購入やノンバンク系の融資を利用するため、ニーズが少ないのも事実です。
また、長屋を切り離しする場合には隣家の承諾が必要になり、手間や時間がかかります。
所有者単独での再建築が困難なところも、購入を敬遠される理由のひとつです。
長屋式住宅の売却!好条件で売却する方法
仲介で不動産を売却する場合は買主が個人になるため、リスクがある物件は買手が付きにくくなります。
不動産会社に買い取ってもらう業者買取を選択すれば、そのような心配もなくなります。
しかし、買取は相場の6割〜7割の価格を提示されることが多いため、一般的なやり方より高く売れない可能性もあります。
また、隣家に買い取ってもらう方法も有効です。
その際は、長屋式住宅を所有するメリットを前面に出して、交渉することをおすすめします。
とくにリノベーションされた物件は資産価値が高まるため、売却で有利になる可能性もあります。
まとめ
長屋式住宅は、壁で複数の住戸が繋がっている建物です。
このような不動産は、再建築が難しく、住宅ローンの審査が通りにくい傾向にあります。
一般的な売却方法ではスムーズに売れないため、買取やリノベーションを検討してみると良いでしょう。
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