もしもの時の団体信用生命保険

不動産を購入される際に知っておきたい、基礎知識やお役立ち情報をお届けします。
毎号、1分ほどで読み終えていただける内容ですので、将来の不動産購入に向け、

今のうち知識やノウハウを身につけてください。
「不動産購入の手順が良く分からない」「購入の際のチェックポイントを教えてほしい」
そんなお悩みや不安を少しでも解消していただけるよう、必要な情報を濃縮してご提供します。

今回は、【もしもの時の団体信用生命保険】というテーマです。

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もしもの時の団体信用生命保険

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　家賃支払いに代えて住宅ローンでマイホームを購入することは、資産形成や居住性の向上など

様々なメリットがありますが、大きなメリットは『団体信用生命保険への加入』です。

今回は、団体信用生命保険について解説します。

　団体信用生命保険（通称「団信」と言われています）は、融資を受ける人が、死亡または

高度障害状態になった場合、以後の返済が免除される保険です。住宅ローン借りるときには、

通常この保険に加入します。

　考えたくない事ですが、一家の大黒柱に万が一のことが起こったら・・・・

賃貸住まいですと、残された家族は生涯家賃を支払いつづけて暮らさなければなりません。

これに対して、住宅ローンでマイホームを購入すると、万が一の場合も家族は安心して

自宅にそのまま住み続けることができるのです。

　銀行などの民間住宅ローンでは、団体信用生命保険の加入が基本的に義務付けられていますが、

ほとんどの場合、ローン金利の中に保険料（0.3％程度）が最初から盛り込まれていますので、

別に保険料を支払う必要はありません。

　最近では、「がん保障特約付き」「三大疾病特約付き」など、独自性を打ち出した団信を用意

している銀行も増えています。例えば「がん」になってしまった場合に、通常の団信と同様、

住宅ローン残高の100％相当額が支払われ、ローン返済に充てられます。

　フラット35の場合は団体信用生命保険に加入しなくても融資を受けらますが、一般の保険に

比べて保険料が割安なため、利用者の多くが加入しています。

（※ローン契約後から加入することはできない点にご注意）

　団信の加入手続きとして、告知書に自書で健康状態を記入します。告知内容によっては加入

できないこともあります。

主な告知内容は次のとおりです。

・ 最近３ヶ月以内の医師の治療・投薬の有無

・ 過去３年以内の手術、２週間以上にわたる医師の治療・投薬の有無

・ 手足の欠損・機能障害の有無

・ 背骨・視力・聴力・言語・そしゃく機能の障害の有無

申込時に医師の診断などは必要ありません。あくまでご自身の意思に基づいて告知していただく

手続きです。ただし、本当の事実を記入しなかったり内容が違った場合は、契約を解除されて

万一の場合に支払いが行われないことがあります。