分譲マンションの売却では、部屋の環境によって価格さらには売り手がつきやすいかどうかに差が出てくる場合もあります。
とくに1階は売却しにくい傾向があるため、売却を検討している方は注意が必要です。
本記事では1階の部屋が売りにくい理由や売るコツなどについてご紹介いたします。
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マンションの1階が売却しにくい理由
マンションの1階が売却しにくい理由は、もっぱら高層住宅の最下層ならではの環境による影響が大きいです。
まず、1階は周囲から室内が見えやすいという点です。
とくに大きな通りに面している建物の場合は、通りすがりの方々に部屋の様子や洗濯物を見られやすくなります。
この問題はセキュリティとも関わってきます。
なぜなら、2階以上の部屋と比べると、どうしても不法侵入のリスクを背負ってしまうからです。
いくらエントランスの部分で防犯をしっかりおこなっていても、塀を乗り越えて侵入されてしまう可能性も出てきます。
こうした点はとくに女性にとって大きなデメリットになるため、買い手が限定されてしまいがちです。
また、日当たりと眺望の問題があります。
せっかくのマンションなのに地上階ではバルコニーや窓からの眺望を楽しむことができませんし、日当たりもどうしても高層階と比べて劣ってしまいます。
さらに車の通りが多い通りに面している場合には、空気がよくないといった問題も出てくるでしょう。
空気だけでなく害虫が入り込みやすい点も頭を悩ませる問題です。
音の問題も無視できません。
車が通り過ぎる音はもちろん、繁華街が近くにある物件だと夜に人が立てる音が不快に感じる可能性も出てきます。
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マンションの1階のメリット
ただマンションの1階には、こうした売却しにくいデメリットだけでなくメリットもあります。
まず、出入りが楽な点です。
階段やエレベーターを使う必要がありませんから、外出の際に快適でしょう。
この点は火災などの万一の災害時に避難しやすいメリットともつながっています。
下の階がない分、騒音トラブルを抱えにくい点も地上階のメリットです。
とくに小さいお子さんがいる家庭の場合、部屋内を元気に走り回るお子さんが立てる音を気にしないで暮らすことができるでしょう。
物件によっては地上階にのみ庭が用意されている場合もあります。
これが先述したセキュリティやプライバシーの問題とも関わってくるのですが、2階以上の部屋にはない大きなアドバンテージともいえます。
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マンションの1階を売却するうえでのコツ
マンションの1階を売却する際はできるだけメリットを強調し、デメリットを感じさせない工夫が必要です。
内覧は日当たりの良い時間に設定し、セキュリティ面の安全性を強調しましょう。
また、夜間の環境についても詳しく説明し、不安を解消することが重要です。
1階ならではのメリットがデメリットを上回れば売却先を見つけることもそれほど難しくならないといえます。
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まとめ
マンションの1階は、出入りが楽で騒音トラブルを抱えにくいなどのメリットがありますが、売却しにくい傾向もあります。
これは、見えやすさ、セキュリティリスク、日当たりと眺望の問題などから来ています。
売却する際は、これらのメリットを強調し、デメリットを感じさせない工夫が必要です。
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