
マンションを購入するとき、住宅ローンや管理費だけでなく「修繕積立金」も長期的に家計へ影響する重要な費用です。
大阪市内のマンションを検討されるお客様からも「修繕積立金って将来上がるのですか?」というご相談をよくいただきます。
結論から言うと、多くのマンションでは修繕積立金は時間の経過とともに上がる傾向にあります。
本記事では、修繕積立金がなぜ上がるのか、その仕組みやリスク、購入時にチェックすべきポイントを大阪エリアのマンション事情も交えて解説します。
修繕積立金とは?マンション維持に欠かせない資金
修繕積立金とは、マンションの建物や設備を長期的に維持・修繕するために、住民が毎月積み立てる費用です。
使われる主な工事例は以下の通りです。
マンションは築年数の経過とともに劣化していきます。
安全で快適に暮らすためには、計画的に修繕工事を行い、そのための資金を住民全体で積み立てておく必要があります。
修繕積立金はなぜ上がるのか?
1. 建物の老朽化に伴う修繕費の増加
築10年頃までは小規模な補修で済みますが、築12~15年を超えると大規模修繕工事が始まります。
さらに築25~30年になると、エレベーターや配管など高額な設備更新が必要になります。
工事規模が大きくなるにつれて、修繕積立金も増額が検討されるのです。
2. 建築資材や人件費の高騰
近年は建設業界の人材不足や資材高騰により、修繕工事の費用が全国的に上昇しています。
同じ内容の大規模修繕でも、10年前より2割以上高い見積もりになるケースもあります。
3. 新築時の積立金設定が低め
分譲時に「月々の負担を軽く見せる」ため、修繕積立金が低く設定されていることがあります。
その場合、数年後に大幅な増額が必要になることも少なくありません。
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修繕積立金の改定時期と目安
国土交通省のガイドラインでは、マンションの長期修繕計画は12~15年ごとの大規模修繕を基本サイクルとすることを推奨しています。

このサイクルに合わせて、修繕積立金も段階的に上げていくマンションが一般的です。
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修繕積立金が不足した場合のリスク
修繕積立金が不足すると、以下のような問題が発生します。
特に大阪市内の中古マンション市場では、修繕積立金が不足している物件は価格交渉に不利になることもあります。
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マンション購入前にチェックすべき修繕積立金のポイント
マンションを検討する際は、以下の点を必ず確認しましょう。
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1. 長期修繕計画があるか
→ 国交省の指針に沿った計画が立てられているか。 -
2. 積立金の水準
→ 同規模・築年数のマンションと比較して極端に安くないか。 -
3. 修繕積立金の残高
→ 既にどのくらい資金が積み立てられているかを確認。 -
4. 将来の増額予定
→ 段階的に値上げする計画があるかどうか。
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大阪エリアの修繕積立金事情
大阪市内のマンションでも、修繕積立金の改定はよく行われています。

地域によって工事単価や施工業者の事情も異なるため、購入時にはそのエリアの傾向も押さえておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 修繕積立金はずっと払い続けるのですか?
はい。マンションに住む限り支払いは続きます。
大規模修繕は繰り返し必要になるため、積立は途切れることがありません。
Q2. 修繕積立金が上がらないマンションもありますか?
築年数が浅い間は据え置きのケースもありますが、長期的に上がらないマンションはほとんどありません。
むしろ計画的に増額する方が健全です。
Q3. 修繕積立金は住宅ローンに含められますか?
いいえ。修繕積立金や管理費は住宅ローンには含められません。
購入時の返済計画に加えて、毎月別途支払う必要があります。
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まとめ:修繕積立金は“上がる前提”で資金計画を
マンションの修繕積立金は、建物の老朽化・資材高騰・初期設定の低さといった理由から、将来的に上がっていくのが一般的です。
購入前には必ず「長期修繕計画」や「積立金の残高」「将来の増額予定」を確認し、無理のない資金計画を立てることが大切です。
大阪市内のマンションでも、修繕積立金の改定は当たり前に行われています。資産価値を守るためにも、正しく理解して備えることが安心の暮らしにつながります。
センチュリー21不動産情報センターでは、大阪ベイエリア(港区・大正区・此花区・西淀川区・西区・住之江区・西成区)を中心に中古マンションのご相談を承っています。
「修繕積立金の状況を確認したい」「将来の支払いを含めてシミュレーションしたい」など、どうぞお気軽にご相談ください。
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